あの暑い8月20日(水)午前、私がテントで待機していると、若い日本人の女性が 「北上さんはいらっしゃいますか?」と尋ねてきました。
「北上は私ですが」と訝しげに立ち上がって答えると 「母が松本城へ行ったら北上さんを訪ねなさいといわれたので---。私はKの娘Yと言います」 「えっ、あのKさんの娘さん!」一瞬、驚きと歓喜で呆然としました。 Kさんは、1993年に入会(私の1年先輩)され、長野オリンピック(1998)開催の翌年?ご主人の転勤で退会された方です。
その間彼女が子育てで忙しい中、よくゆかりさんを抱っこひもに入れてお城のガイドをしていたのを今でもはっきりと覚えています(アルサ20周年記念誌53頁に投稿文あり)。その後も幼稚園児のYさんと弟のS君を抱きガイドをしていました。このように彼女はタフで、明朗活発、更に英語もとても堪能な方でした。 ある人の話では、独身時 代に独りでバイクに乗りヨーロッパとイギリスを旅行したと言う凄いパワーの持ち主です。
またクリスマスパーテイの幹事をお願いすると仲の良い仲間とアイデアを出し合って楽しい会を取り仕切ってくれました。私とは長野オリンピックのボランテイアとして松本空港でも一緒でした。 あの時の娘さんが今年社会人となって私を訪ねて来るなんて感無量の思いです。 長い間ガイドを続けているとこういう思いがけないこともおこるのだとつくづく思いました。 Kさん、Yさん ありがとう。