知っているのになぜだか聞けないこと、有りますよね。子供の時に「中国地方の子守歌」とか、中国山地などと言われた岡山とか広島、なんで中華人民共和国が関係するのだろう?と思っていました。戦後の人間には中国といえば、中華人民共和国です。親にも聞けず、先生にも聞けなかった。先日読んだ本に正解がありました。かつての日本では京都が首都、というか天皇がいたところが中心でした。そこで、天皇がいるところの近いところを近国、そこから遠い九州を遠国(おんごく)その間が、中国でした。後に近国は近畿という呼び名になりました。九州の大名のことを遠国大名と言ったりしていました。近国と遠国の間なので中国なのです。なんだ~ですね。
天皇が出てきたので、天皇家について。今の天皇は「明仁」というお名前です。天皇家には名字というものはありません。今の明仁天皇は125代目だそうです。すごいですね。今の天皇陛下のことを平成天皇とはいわず、天皇陛下または今上(きんじょう)天皇といいます。
しかし、昭和天皇といったり、大正天皇といいますよね。この間、今の天皇は皇太子に譲位したいと言ったときに、天皇陛下をなんと呼ぶかで問題になり、上皇と呼ぶことになりました。というわけで、昭和天皇とかのお名前は「贈り名(諡)」と言われるもので、死後にその人を褒め称えるためにつける名前です。ちなみに、正親町天皇をなんと読むでしょう?これが読める人は、歴史好きですね。信長が長年苦労していた石山本願寺。本願寺の顕如と信長の間を取り持って、顕如に石山本願寺を明け渡した人です。本能寺の変の明智光秀をそそのかした?という小説もありますね。「おおぎまちてんのう」と読みます。ちなみに,石山本願寺はその後全焼しました。その後に建てられたのが大阪城です。