日 時:2017年8月4日(金)19:00~20:15
場 所:Mウイング4-4
講 師:周明子さん ブリガムヤング大学4年
題 目:Japanese Americans in Utah
参加者:会員8名、一般9名 計17名
市民タイムスの研修生として3か月間日本に滞在し新聞のコラムも書かれている周先生にユタの歴史やユタに住む日系人の戦争当時の生活ぶりを実際のインタビューを織り込みながらお話ししていただきました。歴史的に見るとユタ州に住む日本人は1900年では417名であったが1990年には6500名と増加してきており、1914年ユタ日報発刊、1919年には日本語学校が出来、日本人町もできたそうですが、今は同化が進み解体された。当初は鉄道作業員や農業で生計を立てていたそうです。ただ太平洋戦争の時には日系人は多くの差別を受け、例えばある女性は学校に行くと、お前は敵の顔をしていると先生から言われたり、また強制収容所に入れられたりと大変ご苦労されたようです。ただ、戦争当時2-3歳の子供だった人は差別された記憶はないとか、中にはRaymond Uno さんのように州裁判所の裁判官になり、JACL(Japanese American Citizen League)会長になるほどの名士になった方もおられたようです。後半はこのような日系人の歴史をどう考えるか? 松本で何かできることはあるのか?など、3~4名のグループに分かれてディスカッションをしたり、多くの方から質問があったりと、盛況な講演会でした。