城下町には敵の侵入を防ぐため道路の形態に様々な工夫がなされているのはご存知の通りです。「T字路」(「てぃーじろ」)はその一つ。かつては「丁字路」と書かれ「ていじろ」と発音していました。最近はすっかり「丁字路」を見かけなくなりましたが理由は簡単。街にアルファベットがあふれ、Tシャツ、TバックのようにTの字を見ることが多くなり、漢字の丁に発音も形も似ているTに置き代わってしまったからです。英語ではT-junctionと言い、三差路の一つです。Y字型になっている三差路もあり、Y-junctionと言いますが、 three-way junction、またはthree-forked roadなどとも言います。 「鈎の手」も防御のための工夫ですね。ここでは直角に2回曲がらなければならないので速度が遅くなり、敵を待ち受ける側にとっては防御が容易になります。 英語ではright-angled roadと言います。 道路を直交させないでわざとずらして交差させた道路は「食い違い」です。敵の視界を妨げるための工夫です。英語ではoffset intersectionといいます。 それではquestion。沢山の道路に分岐している道路は何というでしょうか?「spaghetti road」!と、教えて下さった英国人教師がいました。本当?でも納得です! 中田 和子
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