一期一会


 ここ数年、週末は忙しい。この日も実用英語に参加した後、女子会があり、終わったのは10時過ぎだろうか。お城の前のファミマで迎えの車を待っていると、肩までの金髪でバンダナをした外国人がパソコンを見ていた。

いつものように”where are you from?”で会話が始まる。彼女は、ドイツ人で2年と3か月間自転車で各国を旅行しているそうだ。今夜は、二の丸でテントを張り翌日上高地に出発したいと言っていた。その後迎えが来て私たちの会話は終わった。別れの言葉は、いつものように“ Have a nice trip!

 翌日の日曜日、午前中街中依頼ガイドを終え、1時過ぎにALSAのテントに行った。すると、昨日話したドイツ人の彼女がファミマの前で同じ椅子に座って同じようにパソコンを見ていた。「何故今ここにいるのだろうか。上高地に行かなかったか?」と思い近づいて聞いてみると「今日の明け方、酔っ払いの少年がテントの中に入ろうしてトラブルになり大変だった。大きな問題にはならなかったが、周りに日本人が居ても誰も助けてくれなかった。疲れたので温泉を探し2時間つかっていた。」とのことだった。

今夜も松本に泊まるというので、” Why don’t you come to my house? と誘ってみると“Really? Yes!”で決まった。ガイドが終わるまで待ってもらい、自転車で一緒に帰った。

彼女は、テレビのカメラマンを14年間したが、自転車旅行が好きで、人生は一度きりだと仕事を辞めて、世界旅行を始めたようだ。自然を愛しストレスのない自由な生き方を選んだ彼女の考えと生活は、大変面白く、彼女のブログを見ながら5時間位話こんでしまった。翌日朝食後上高地に発ったが、別れの彼女の言葉は、”Thank you for trusting me“だった。その言葉は重く、逆に感激した。

私たちの活動は、一期一会である。彼女と私は、また会うことは無いであろう。生き方は違う。しかしそんなことは、問題ではない。共感できることが少しでもあれば友達になれる、そんな素晴らしい出会だった。 彼女のブログを紹介します。もし興味があれば開いて見てください。 ↓ my life on two wheels