壁ほか

下見板張


写真のように板の下部を重ねて張っていき、板が下を向いているので下見板張と呼ばれる 雨水が入らないようにする工夫だと思います。


松本城天守は黒漆で塗られた下見板のために黒い色をしている。 壁の1/3は白漆喰で2/3が下見板で ある。 織田・豊臣の時代を略して織豊期(しょくほうき)と呼ぶがこの織豊期、1600 年関ヶ原の戦以前に造 られた天守には下見板が使われている。 当時の建築において白漆喰で壁一面を塗った場合、雨がかかる 下2/3は崩れやすかったため、下見板を張り雨をはじく黒漆を塗布した。 1583 年に建造が始まり2年後 に完成した秀吉の大坂城も下見板張られていた。 その上、秀吉は白漆喰の壁部分も黒漆を塗り真っ黒な大 坂城を出現させた。 これは、天下の富と力を手に入れた秀吉が城飾りとしての金の金具を目立つように、貴 族の間で最高の色とされていた「黒」を選んだからといわれている。                                 松本城の歴史的価値資料より



ちょっとお休み


今お城の勉強をしていて思い出したこと。 ”松本城の別名は「烏(からす)城」だ”というのが一人歩きしていますが、歴史的に松本城が「烏城」と呼ばれた事 実は無いそうです。 正式な別名は「深志城」です。 だけど自分が小学校の時(ん十年前)にはもう「からす城」と呼ばれていたので、歴史になりつつあるのかもしれませんが... お城の研究員の方の話では 「どこかのバスガイドさんが、黒っぽいお城なのでそう呼んだのがいつの間にか定着してしまったのではないか」 とおっしゃってました。

瓦  BAMBI 2006/6/10

松田さんから「石落としは実用的に使われたことはなく、お城を大きく見せるためにあった」と聞いて驚きまし た。


大壁造り

大壁造り tera 2006/12/14


土曜日担当のTさんが鯱の説明をしたら、 「お願いベース」ではない実際の火災対策は 何かと聞かれたそうです。 その答えは土曜日リ ーダーのM会員から明快な答えをいただきま した。


大壁づくりといって、火に強い漆喰で柱、梁 などがすべて塗り込められています。 木の部 分が露出していないため、敵から火矢などを 射かけられても、火災になりにくい工夫がされ ているそうです。 左の写真を見ても、柱は外に は露出せず、屋根の梁もすべて漆喰で塗り込 められています。 黒い色の部分は漆を塗った 木ですが、その内側には壁があり、それが燃 えたとしても、延焼しにくいようになっていま す。


英語(例) 直訳ではありません。 ネイティブによる添削済み We believe that 26th­night­godess, and Shachi are protecting the castle against fire.


The other day, a guest asked one of our members, " What actual measures do you have to deal with it? ” One answer is “Okabe zukuri” As you can see, all the pillars are coated by white plaster “shikkui” which works as good fireproofing. The black part is wood but the wall is inside, therefore even if the wood parts burn down, the castle would be able to escape the fire.


土壁

 浅輪 2009

英語で「どうして藁が壁に入っているのか?」 説明の仕方を教えてください

今村

壁の中のワラは藁壁の強化と説明しています。 Use rice­straw strengthen this wall といって納得してくれます。 他の城では昆布、荒布(あらめ) などの海藻を入れたり、味噌を塗り込めて籠城に備えたという話も側聞

tera 2010/2/27

土だけでは 強度が足りないため、補強 (reinforce)として使われます。 現代で言えばコンクリートと同じ理屈です。 セメントが土、砂や石が藁というわけです。 ちなみに鉄筋コンクリートは「reinforced concrete」と言い、鉄筋で補強されたコンクリートという意味 です。 よって補強されたという意味で藁入りの土壁は「reinforced mud­wall] ? ?