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【報告】日本文化歴史講演会「忍者とは?・・・忍者の実態と術技」(「長野県 地域発元気づくり支援金」活用事業)

日時:2月3日(土) 13:30~15:00

会場:Мウイング3-2

講師:川上 仁一氏 甲賀流伴党21代宗師家

演題:忍者とは?・・・忍者の実態と術技

参加:会員41名、一般17名

講師プロフィール:福井県生まれ。6歳から忍者修業を始め、18歳で21代目になった甲賀流伴一族のトップ。2002年にパナソニック退社。同年から伊賀流忍者博物館名誉館長。2011年からは三重大学社会連携研究センター社会連携特任教授。

今回の日本文化、歴史講演会はお城の案内時に、よくお客様に聞かれる忍者についてでした。「にんじゃ」という言葉は昭和30年代に映画に登場するのが初めで、歴史的には「しのびのもの」、「しのびもん」と呼ばれたようです。いわゆる観光の資源となっている忍者は「モダン忍者」と講師の先生は仰っていました。私たちの一般的な考えや、海外のお客様にとっての忍者は「モダン忍者」ということになりそうですが、新しい忍者文化の形として否定的ではありませんでした。

歴史の資料文献には14世紀になって初めて「忍」の文字が現れるそうです。戦国時代に現れた、大義の為に、影で戦う日本特有の集団と理解しました。忍とは和の集合と忍の心、純真無垢な心、慈愛と忍耐で自他が和し共存する事、忍者の精神は和の心だそうです。

とても有意義な楽しい講演会となりました。

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